360°モニター カメラキャリブレーション!

近年、車両周辺360°モニター機能を搭載した車が増えてきましたね!


日産の「アラウンドビューモニター」が有名でしょうか。

メーカーごとに、「パノラミックビューモニター」や「360°ビューモニター」など名称の違いはありますが、機能的には全て同じものを指しています。 

このシステムには4つのカメラが使用されており、フロント、リヤ、両サイド(ミラー下部)に取り付けられています。 

〜サイド〜

〜フロント〜

それぞれのカメラで撮影した映像と自車を合成することで、あたかも車両の上空から撮影したかのような映像を映し出しています。 

更に車両周辺の障害物を検知し警告音を吹鳴するソナーシステムと組み合わせることによってドライバーは車両周辺の情報を得ることができています。 

カメラの脱着を行った場合、映し出される映像が傾いてしまったり、表示領域が左右対象でなかったりなど、本来の機能を生かせなくなる恐れがあるため、キャリブレーションを行う必要があります。 

こちらの車はフロントグリルを交換したところ、アラウンドビュー画面に×印が出てしまいました。 

(フロントグリルにカメラが取り付けられていました)

アンマッチ表示と呼ばれ、“不一致”、“組み合わせられない”という意味だそうです。 

左側の白線と車両が平行ではないので分かりづらいですが、 フロントカメラが右側を映し出しているのが分かります。 

これを校正していきます!

車両中心線(黄線)と指定の線(黒線)を引き、モニターに表示される十字線(オレンジ線)と合わせます。

 〜before〜 

〜after〜 

コンピューターに記憶させて作業完了です。 

整備書の複雑さに諦めそうになりましたが、無事完了!

アンマッチ表示も消え、カメラの表示領域もしっかりと正面を映し出しています。 

 順不同で構わないので両サイド、リヤのカメラも調整して完了です。  

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