エーミングモニターの“ありがたさ”

いつも便利なものを使っていると段々と当たり前になっていき、便利だということを忘れてしまいますよね(初心忘るべからず)


ということで、今回は敢えてホワイトボード+マグネットターゲットを使用してエーミングを行い、

普段エーミングモニターにどれだけ助けられているのか再確認してみました。


車両はToyota Safety Sense Cの一括認識です。

車両の中心出しはいつもと変わりません。


問題はターゲットの設置です。

エーミングモニターであれば、必要なターゲットを表示させ、ターゲットの高さをリモコンで昇降させるだけ。バンパ先端にモニターごと持ってくれば終了です。


しかし、マグネットだとそう簡単にはいきません。

まずは、ホワイトボードにターゲットを貼り付けなければいけないので1270mmの位置に印をつけます。(写真は既に貼り付けた後ですが)

一カ所だけの測定ではターゲットの水平レベルが取れませんので、両端2カ所必要です。


両方の印を通るように墨出し器のレーザーを当て、このラインに合わせてマグネットを貼り付けます。


今回は一括認識なので1枚のターゲットで済みますが、順次認識だと3枚分同じことをしなければいけないので、かなり面倒で時間がかかります。


ターゲットを貼り付ける際に、マグネットターゲットの中心とホワイトボードの中心を合わせておかないと、後でバンパ先端に持っていくときに車両中心線と合わせる場所がわからなくなるので注意です。

ターゲットの設置以外はエーミングモニターを使用する時と変わりません。

ターゲットの設置が一番時間と手間がかかる作業です。

今回は一括認識でしたが、順次認識だと更に手間が増えます。

保管もトヨタや日産のような単眼カメラ用のターゲットはそこまでスペース取りませんが、

スズキやスバル、ダイハツのステレオカメラ用のターゲットは、都度丸めるなどの手間や貼り付けておくスペースが余分に必要になってしまいます。


そう考えると、エーミングモニターを導入するメリットは大きいのでは!

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