人も車も中身が大事
トヨタタンクが高速道路を走行中、突然メーター内にスマートアシスト故障と
警告灯が点灯し、調べてみたら、レーザーレーダーずれとの事でレーダー調整を
して欲しいと、依頼を受けました。
ただ、何もしていないのに急にずれる?と余り深く考えずに、作業開始です。
まずはダイアグ確認しレーザーレーダーのずれを見ます
わっ!もの凄くいずれている、これじゃ警告灯も点灯しますね
なぜにこんなにずれていると疑問に思いつつ調整していきます。
しかしながら、どんなに頑張っても調整スクリューが硬く回らない
なんで?バンパー外してレーダー確認です
(。´・ω・)ん?なぜかバンパークリップ付いてない所あるし色々曲がっていませんか
運転席側が押されているような感じがします
当たっている😱やはり、外装だけ修理して中は手を付けなかったようです。
レーザーレーダーの取付け位置が曲がってしまっていますし調整スクリューも
曲がっておりました。これでは作動しないですね。
板金や部品交換が必要なのですが、後日作業するとして
今はできる限り修正して調整します。
ステーやスクリュー修正して真っ直ぐに、そしてレーダー調整出来ました
調整後はダイアグ入力もなく、また今まで鳴らなかった先行車発進告知機能も
作動して良好です。
オーナー様は中古車で購入したとの事。
外装は大変綺麗だったので、中がこんなになっているとは思いませんでした。
海外ヨーロッパではADAS搭載車の事故修理で保険を使う場合、
指定された機材でのADASキャリブレーション(校正)を行わないと
作業が完了していないためお金が支払われません。
保険屋さんも安全性を理解していることの証明です。
やはり、人も車も中身が大事ですね。
鈴木
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