イタリア MAHLEに訪問

前回のスペインCojali社訪問に続き、イタリアのMAHLE社に訪問してきました。


MAHLE本社はドイツのシュトゥットガルトにありますが、今回はテスター機器の開発や生産、修理を行っているMAHLEイタリア機器の視察に伺ってきました。


場所はイタリアのパルマにあり、ミラノマルペンサ空港から車で約2時間半のところにあります。


この施設では以前より当ブログで紹介しているDigital ADASやA/Cガスチェンジャーなどの生産から、新規商材としてEV車用のテスターなどを開発しています。


施設に入ってすぐのショールームには、TUV監査により実施されたフランスの保険機関である「CESVI FRANCE」の認定書も展示されていました。



まずは工場見学から。

こちらの工場では各機器の組み立てや電気負荷試験などを行っています。

日本でもそうですが、業務効率化のため機器を生産しやすい動線が確保してあり、細かい部品なども所定の位置に戻しやすいような工夫が施されていました。


工場内には各機器の生産進捗の確認モニターやインフォメーションパネル、

従業員の意見をすぐ反映できるように目安箱のようなものも設置されていました。



こちらは現在当社で販売中のMAHLE TechPRO® Digital ADAS 2.0になります。


写真ではお見せできませんが、この施設で未収録の車両の検証作業なども実施しています。


また、現状日本ではオプション設定されていませんが、

マツダ車やVAG車に使用可能なドップラーシミュレーター、


VAG用のナイトビジョン用ターゲット


も確認できました。

日本での販売は日本側での実車検証が終わり次第販売を予定していますので、もう少々お待ちください。



そして、今回の視察のメインとなるのが現在開発中のBatteryPROというEV車用のテスターになります。

この機器はEV車のメインバッテリーとなる高電圧バッテリーを10kwまたは15kwで充電しながら診断できる機器になります。


診断データをクラウド上で評価し、すでに記録されている同バッテリーと比較し、容量や健康状態などを総合的に診断します。


日本側では検証が別途必要になりますので販売開始は現状未定ですが、今後増え続けていくであろうEV車の再販時においてバッテリーの健康指数を確認、証明できる画期的なテスターになりますのでご期待ください。



さいごに、前回ブログでスペインの生ハムとチーズを取り上げましたが、パルマでも同じく生ハムとチーズが有名です。


スペインの生ハムはハモンセラーノというもので、皮を剥いで脂の状態で塩漬けし熟成させているため塩分が高いです。

そのため生のままオードブルやサラダに使用されています。


対してイタリアの生ハムはプロシュットと呼ばれるもので、肉を塩漬けした後、1年~2年という長い時間をかけて乾燥、熟成させています。

塩分が低く甘みがあるためパンとの相性は抜群です。


どちらも世界3大生ハムとのことで非常に美味しかったです。(写真はイタリアのプロシュット)


内藤

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